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case study
2023.09.20
[事例紹介]一般財団法人 NK 様「ノベルティノート」制作・印刷

当社とお取引いただいているお客様のお作りになったコンテンツをご紹介します。

ご依頼いただいた一般財団法人NK 様は、「留学生受入支援」、「国際研修」、「国際交流」、「多文化共生事業」などを中心に、人材育成分野を中心とした国際協力活動をされています。

今回、日本への留学を考えている学生のためのイベントがアラブ首長国連邦(UAE)であり、日本パビリオンに来てくれた学生へ、ノートをノベルティーとして配りたいということでした。

イベントには日本のほかに、カナダなど多数の国の大学が参加しており、UAEの方が海外での学びの場を決める際の重要なイベントとなっています。

今回のイベントでは、多数のブースの中で、日本パビリオンにお越しいただき、さらには日本で学びたいと興味を持っていただく貴重な機会となります。
そのため、ノベルティーとして配布するノート、とりわけ表紙は重要であると考え、デザインするうえで2つのポイントに留意しました。

1つ目は、「日本らしさ」が伝わるデザインにすること。
日本に興味を持っていただくために、「日本らしさ」である富士山や和の伝統模様などをデザインしました。
たくさんの情報があふれるイベントの中で、端的に日本を伝える必要があると考えました。現地の方に、デザインが日本のものであることが伝わらないと、日本をアピールすることができません。訪日された方が、日本のお土産として購入するデザインを意識して作成しました。

2つ目は、配布時のインパクトです。
「あのブースでなにもらっているんだろう」「配っているものが気になる」と、遠くからブースを眺めるケースは、展示会などに参加されたことのある方なら感じたことがあるかと思います。ノベルティーがちらっと見えて、「あのノートがもらえるんだ」と周りの方に知っていただけると、一番重要な「ブースへの誘導」へとつながります。
そのため今回は、少し離れたところからでも和を感じられる力強いデザインとなりました。

日本製の商品は、外国の方に喜んでいただけると聞きます。
文具もその中の一つです。

日本パビリオンでノートを配っているとなれば、「made in Japan」に心奪われるかと思います。
ノベルティーとして、受け取ったときにデザインでインパクトを与えつつ、実は中の罫線のカラーはえんじ色で遊び心を取り入れました。

一般的なブルーやグレーの罫線ではなく、表紙デザインとリンクした、日本の国旗も連想させる色は、罫線としては珍しいと思います。
たくさんの印刷用のカラーチップの中から、一緒に検討させていただきました。

遠目からでも「素敵なものをもらっている。ほしいな」と思っていただき、ブースに立ち寄っていただく、まさに人が人を呼ぶ効果はイベントでは重要です。

実は今回、表紙は2パターン作成しています。
同じデザインですが、一部の色を変えることで印象が変わってきます。
学生さんに対し、「どちらの表紙がいいですか?」と、会話のきっかけにもつながります。

ノートが国と国を結ぶ一つのきっかけになるかもしれない。
このような素敵なご依頼に関わることができましたことをとても嬉しく思っております。

 

(2024.3.31更新)